棋譜の管理はクラウドストレージ、Google DriveかiCloud等がお勧めです

棋譜の管理はクラウドストレージ、Google DriveかiCloud等がお勧めです 将棋ソフト・アプリ・ツール

棋譜ファイルの保存は、パソコンやモバイル端末のローカルストレージ(端末の中のファイル保存場所)に保存するよりも、Google DriveやiCloud等のクラウドストレージに保存すると保守管理や利便性が高くなります。

もちろん、ローカルストレージに保存しても問題は全くありませんが、クラウドにも保存しておくと便利です。

棋譜の保存にクラウドストレージがお勧めな理由

棋譜ファイルをクラウドに保存しておけば、パソコンとスマートフォン両方で簡単に参照することができます。Google Driveは15GBまで、iCloudは5GBまで利用料は無料です。棋譜ファイルはサイズが小さいので、クラウドストレージの容量を基本的に気にせずに使えます。

利用する端末が、現時点では一つのみであったとしても、端末を買い替えたり、それまでは利用していなかったパソコンやスマートフォン等でも棋譜を見ようと思った時に特別な操作はほとんど必要なく手軽に棋譜を参照できます。

棋譜ファイルのサイズについて

棋譜ファイルはシンプルなテキストが含まれるファイルです。棋譜のファイルサイズは通常1000バイトありません。1KB未満ということです。1KBの1000倍が1MB、100万倍が1GBです。つまり、棋譜ファイルが1000個あっても容量1MB以下となります。

iClouldであれば、棋譜ファイルが500万以上まで無料利用可能であることを示しています。Google Driveの場合は、棋譜ファイル1500万以上相当です。

棋譜の保管はGoogle DriveとiCloudどちらが良い?

Google DriveやAppleのiCloudなど大手の企業が提供するクラウドストレージは、基本的な機能は同じです。無料で利用できる容量は、Google Driveが15GBとApple iCloud 5GBに比べて大きいです。しかし、棋譜ファイル自体のサイズは非常に小さいので、容量については特に気にする必要はありません。

iCloudは、Appleの端末のみ利用できます。お持ちの端末がApple中心であれば、iCloudであれば特に基本的に何も新たに設定せずデフォルトで使えます。

Google Driveは、Googleアカウントがあれば簡単に利用することができます。Googleは多くの便利なツールを無料で提供しています。GmailなどGoogleのプロダクトやサービスは、Google アカウントを使用して利用します。言い方を変えると、GmailなどのGoogleのサービスを利用している場合は、既にGoogle アカウントを持っていて利用していることを意味します。

Google アカウントさえあれば、Google Driveも利用可能です。Google ドライブは、パソコンの場合はブラウザーを使用してアップロード、ダウンロードを含む管理運用の操作を行います。

Google Driveの使い方 – Google Drive ヘルプ

利用している端末によるクラウドの選択肢

ご利用の端末の種類と組み合わせによって、クラウドストレージの選択肢は変わってきます。

Windows パソコン、Androidスマホを利用の場合

パソコンはWindowsをご利用している場合には、iCloudは使えないので、Google Driveが有力な選択肢となります。Android スマートフォンをご利用の場合、棋譜ソフトがKifu for Androidの場合は、有料のProであればDropboxで棋譜ファイルを保存したり、読み込んだり共有することができます。

パソコンはWindows、スマートフォンはAndroidの場合は、両方の端末で利用する場合は、Google Cloudではなく、Dropboxが選択肢となります。2020年8月時点ではサポートされていないようですが、Kifu for AndroidでGoogle Driveをサポートすれば、Google Driveがお勧めです。

将棋棋譜入力 Kifu for Android Pro

Windows パソコン、iPhoneを利用の場合

iOS棋譜アプリの将棋棋譜入力 Kifu (Kifu for iPhone)(有料)は、Google Drive、Apple iCloud、Microsoft OneDriveとの連携機能が備わっています。Windows パソコンとiPhoneをお持ちの場合は、Google DriveかOneDriveが有力な選択肢となります。

Kifu for Windowsから直接、OneDriveにファイルを保存したり、読み込んだりできるのであれば、OneDriveの方がGoogle Driveよりも利便性は高いです。

MacとiPhoneを利用の場合

MacとiPhoneを利用している場合、棋譜アプリはKifu for MacとKifu for iPhone(将棋棋譜入力 Kifu)がお勧めです。これらの棋譜アプリは、iCloudとGoogle Driveでファイルを共有することができます。Kifu for iPhoneは、Google Driveから直接ファイルを読み込んだり、保存することができます。しかし、Kifu for Macの場合は、iCloudに直接アクセス(保存や読み込み)できるので、iCloudが便利です。Google Driveに直接アクセスすることはできないので、ローカルストレージを利用する必要があります。

具体的な利用方法例

まだ棋譜ファイルはほとんど利用していないのですが、きのあ将棋のコンピューター棋士との対局のいくつかと寄せ合い将棋、詰将棋で棋譜をダウンロードしています。これからさらに定跡や戦法の勉強、対局の検討などに利用する予定です。

ファイルはiCloudやGoogle Driveに保管しています。私の場合、Macを使っていて、スマートフォンはiPhoneとAndroid両方あるのですが、Androidの棋譜アプリは無料版で機能が限定されていること、iCloudでMacとiPhoneで共有できるので、iCloudがメインになりつつあります。

今後、具体的な利用例などについて記事を投稿していく予定です。

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